韓国料理の定番といえばサムギョプサル。お店で鉄板を囲んで食べるイメージが強いですが、実はフライパンひとつで、家でも十分おいしく作れます。

この記事では、韓国が大好きな「お隣のキムさん」が、フライパンで作るサムギョプサルの基本レシピと、失敗しない焼き方のコツ、味を変えて楽しめる3種のたれ、チーズやにんにくのアレンジまでまとめて紹介します。

フライパンで作るサムギョプサル
調理時間約30分
分量2人分
難しさかんたん

サムギョプサルとは?

サムギョプサルは、厚めに切った豚バラ肉を焼いて、葉野菜に包んで食べる韓国の焼肉料理です。名前は韓国語の「サム(三)」「ギョプ(層)」「サル(肉)」からきていて、赤身と脂が層になった三枚肉を指しています。

牛肉を中心にいろいろな部位を焼く日本の焼肉と違い、主役は豚バラ肉ひとつ。そのぶん、たれや一緒に包む具材を変えて、自分好みの食べ方を作れるのが魅力です。韓国では、サンチュやえごまの葉に、肉とキムチ、焼いたにんにく、たれをのせて、ひと口で包んで食べます。

材料(2人分)

豚バラブロック肉300g
塩・こしょう各少々
ごま油大さじ1
キムチ100g
にんにく1かけ
サンチュ6〜8枚
えごまの葉または大葉6枚
長ねぎ(白髪ねぎ用・お好みで)1/3本

豚バラ肉は、薄切りではなくブロックを選ぶのがポイントです。厚みがあるほうが、外は香ばしく中はジューシーに焼き上がります。赤身と脂身の層がきれいで、赤身がやや多めのものを選ぶと、脂っこくなりすぎません。

サンチュやえごまの葉が手に入らないときは、サニーレタスやグリーンリーフでも代用できます。

作り方

  1. 豚バラブロック肉を1〜1.5cm幅に切り、塩・こしょうをふってごま油をもみ込み、10分ほどおく。
  2. キムチは食べやすい大きさに、にんにくは薄切りにする。サンチュとえごまの葉は洗って水気をしっかり切る。
  3. 油をひかずにフライパンを中火で熱し、豚肉を並べる。焼き色がつくまで3分ほど、動かさずに焼く。
  4. 上下を返し、肉を片側に寄せて、空いたところにキムチとにんにくを入れる。フライパンを少し傾けて、肉から出た脂をからめながら焼く。
  5. 余分な脂が多く出たら、キッチンペーパーで軽く拭き取る。肉の中まで火が通ったら、キッチンばさみで2cm幅に切る。
  6. 器に盛り、サンチュ、えごまの葉、白髪ねぎ、たれを添えて完成。

味を変えて楽しむ3種のたれ

ごま塩だれ

  • さっぱり
  • 混ぜるだけ
ごま油大さじ2
塩小さじ1/3

ポイント

肉そのものの味を楽しみたいときに。焼きたての肉を軽くつけて食べると、脂の甘みが引き立ちます。粗びき黒こしょうを足しても。

サムジャン風みそだれ

  • こってり
  • 本格派
みそ大さじ1
コチュジャン大さじ1
砂糖小さじ1
ごま油小さじ2
酢小さじ1

ポイント

韓国で定番の、包んで食べるためのみそ。サンチュに肉をのせ、このたれを少しつけて包むのが本場の食べ方です。市販のサムジャンを使えば、混ぜる手間もいりません。

甘みそだれ

  • 辛くない
  • 子どもにも
みそ大さじ1
砂糖小さじ1
おろししょうが小さじ1/2
白すりごま小さじ1

ポイント

コチュジャンを使わないので、辛いものが苦手な人や子どもでも食べられます。しょうがの香りで後味がすっきりします。

どのたれも、材料を混ぜ合わせるだけで作れます。3種類そろえると、最後まで飽きずに食べられるのでおすすめです。

フライパンでおいしく作る3つのコツ

火加減は中火から弱火で
厚みのある豚肉は、強火だと中まで火が通る前に表面が焦げてしまいます。焼き色がついたら火を少し落として、じっくり中まで火を通してください。キッチンばさみですっと切れれば、火が通ったサインです。

焼いてから切る
大きいまま焼くと肉汁が中に閉じ込められ、切ったときのジューシーさが変わります。焼き上がりをキッチンばさみで切ると、まな板も汚れず後片付けも楽です。

キムチとにんにくは肉の脂で焼く
肉を焼いたフライパンにそのまま入れて、出てきた脂をからめながら焼くと、うま味が移って一気においしくなります。脂が多すぎるときだけ、軽く拭き取ってください。

お隣のキムさん
キムさん

韓国では、焼けた肉をハサミでジョキジョキ切るのも食卓の楽しみのひとつ。フライパンごとテーブルに出して、みんなで包みながら食べると、一気にお店の雰囲気になりますよ!

アレンジで楽しむサムギョプサル

チーズサムギョプサル

とろけるチーズを耐熱容器で温め、焼いた肉をからめて食べます。サムジャン風みそだれとの相性がよく、辛さがまろやかになります。子どもにも人気のアレンジです。

にんにくたっぷりスタミナ風

薄切りにしたにんにくを多めに入れ、肉の脂でじっくり焼きます。ホクホクになったにんにくを肉と一緒に包むと、食べごたえが出ます。翌日に予定がない日にどうぞ。

キムチたっぷりサムギョプサル

キムチを多めに入れて、しっかり焼き色がつくまで炒めます。酸味の出たキムチほど、加熱するとうま味と甘みが出ます。残ったらご飯を加えて、キムチチャーハンで締めるのもおすすめです。

一緒に食べたいサイドメニュー

  • チヂミ:キムチや長ねぎを混ぜて焼くだけ。肉の合間に食べると口がさっぱりします。
  • ナムル:もやしやにんじんをゆでて、ごま油と塩で和えるだけ。野菜がたっぷりとれます。
  • わかめスープ:あっさりしたスープがあると、脂の多い肉が食べやすくなります。
  • 締めのビビンバ:残ったキムチと肉をご飯に混ぜれば、最後まで楽しめます。

韓国料理のおすすめ基本メニューは、初めての韓国料理ならこれ!定番メニュー10選でも紹介しています。

材料はどこで買える?

豚バラブロック肉は、スーパーの精肉売り場で手に入ります。サンチュやえごまの葉は、韓国食品店のほか、大きめのスーパーの野菜売り場でも見かけます。

コチュジャンやサムジャン、韓国のごま油は、カルディや業務スーパー、通販で買えます。

サムジャン(包んで食べるみそ)

コチュジャン

よくある質問

サムギョプサルはなぜ焼いてから切るの?

大きいまま焼くと肉汁が中に閉じ込められ、ジューシーに仕上がるためです。また、焼く前の生の状態より、焼いた後のほうが切りやすく、食べる人の好みに合わせて大きさを変えられます。

豚バラ以外の肉でも作れる?

作れます。脂が気になる人は、豚肩ロースや豚ロースのブロックを使うと、あっさり食べられます。焼き方は同じです。

ホットプレートでも作れる?

作れます。テーブルで焼きながら食べられるので、最後まで熱々を楽しめます。人数が多いときはホットプレート、2人までならフライパンが手軽です。

残った肉はどうする?

翌日に温め直す場合は、フライパンで軽く焼き直すと香ばしさが戻ります。細かく刻んで、キムチと一緒にチャーハンや炒め物にするのもおすすめです。

まとめ

サムギョプサルは、材料も作り方もシンプルなので、フライパンひとつで家でも本格的に楽しめます。ポイントは、厚めのブロック肉を選ぶこと、中火から弱火でじっくり焼くこと、焼いてから切ることの3つです。

たれを3種類そろえたり、チーズやにんにくを足したりすれば、食べ方は何通りにも広がります。週末のごちそうに、ぜひ試してみてください。